「レシートいらないです」を言わない客について

私はパン屋さんで働いている
販売担当なのでパンを作ったりなどはせず、ひたすら売り続けるだけの仕事だ

パンを包み、袋に入れ、お釣りと共にレシートを渡す
そのとき大概の人はレシートを黙って受け取り、財布の中なり袋の中なりに入れる
だがたまに、50人に一人くらいの割合で「レシートいらないです」を言わずに私の手からお釣りだけを受け取って無言でレシートをはねのける人がいる
ムッとしたような表情を浮かべ「俺は要らねえっつってんだろ」というような態度で突っ返す人もいる

正直イラっとする
いや、心が狭いのはわかっている
そんなんどうでもいいだろと自分でも思う

でも一言「レシートいりません」っていえば良いじゃないか
なぜそんなつっけんどんなのだ
「この一瞬しか会わない店員ごときに気を使う時間なんてない」みたいな態度がいらつくわ！
敬語でなくてもいい
「レシートいいや」とか「すいません」とかなんでも一言あればこっちだって客のレシートなんざどうでもいいのだ
失礼しましたーって即捨てるわ
客だってレシート差し出してる私たちを見て無視って心痛まないのか？
「私のためにレシートをちぎって差し出してくれてるけど要らないんだよな、ごめんね」の気持ちを1000倍に希釈したものくらい持ち合わせてないのか？
少なくとも私は100倍に希釈した程度のものは持っているぞ！
無言でレシート無視していいのは西友の自動レジだけだ！

レシートいらないです問題はただレシートが必要ないときにそれを伝えるかそうでないかという問題だけではなく、自分と関わりのない他者に対しどれほど無意識に気を使っているのか、といった問題を内に秘めているのでは、と思った
一瞬しか会わない人というのは、その一瞬で人格を判断されるのだ
二度と会わないから嫌な思いをさせてもいい、と考える人間は嫌だ
どんな人にも敬意をもって接する人間に私はなりたい

明日も一限なのに夜更かしをしてしまった、、
以上です