避妊に失敗してアフターピルを服用したこと

なんだか三年生は忙しくて三か月以上もブログをさぼっていた
この三か月でいろいろあった
・テニス完全再開
・バイト変えたり変えなかったり
・レポート地獄
・テスト地獄
まあまあ普通のJDだ

そしてそんなまあまあ普通のJDなのでタイトル通りに避妊失敗などしていた

ある日、夜中の三時ごろだろうか
酔っぱらった私と彼氏はいつも通り性行為をしていた
私たちは普段からきちんと避妊を行い、その日もコンドームによる避妊をしていた

しかしその日は途中で「えっ」と彼氏が動きを止めた
避妊具が外れているというのだ
いつから外れていたかはわからないが、ベッドの上に落ちていた

すぐに行為を中断して話し合った

彼氏は非常に罪悪感を感じており、お金は渡すから明日病院に行った方がいい、と言った
私はアフターピルの値段をその場で調べ、意外とそれが高額であることに驚愕し、「まあでも危険日じゃないしだいじょうぶじゃないかな…」という煮え切らない返事をした
アフターピル、というものについて小説などから受ける印象からなんとなく恐怖を感じていたというのもある

副作用が怖いと話すと彼氏は「君に負担がかかるなら無理強いはできないけど…」と食い下がり、その場でその話は終わりになった
二人で無言で避妊具を付けず性行為をすることによる妊娠の可能性について調べた
中で出していないこと、危険日ではないこと、長時間の挿入をしていないことからおおよそ妊娠はしないだろうという結論には至ったが、私の身近な人間も妊娠をきっかけに人生が変わったりしていたので、不安はまだ残っていた

彼氏と別れてからもなんとなくずっとそのことについて考えていた
友達に相談しても「事情を聴く限り大丈夫じゃないかな」とは言われたものの、ネットで検索をすればするほど「絶対に病院へ行きましょう！」ということしか書いていない

なんだかすごくこわくなった
私は大学院にも行きたいし、30になるまではたくさん働きたい
もしも万が一妊娠したら中絶することになるのか？
自分の判断で胎児を殺せるか？
彼氏にも親にも迷惑がかかる、なにより自分の人生が大きく狂う

アフターピルは検索して一番安い病院で6000円くらいから処方してくれるようだ
副作用も今はそんなにないらしい
ふと、自分が数日前に買ったサンダルのことを思い出した
とある若者向けのブランドの夏の新作の7000円くらいの花柄のサンダル

花柄のサンダルには7000円払うのに自分の体に6000円払わないのは頭が悪すぎる

そういう結論に達した私はすぐに病院を予約し、次の日の授業の空きコマにもらいに行った
病院には待機できる限界の人数の女性が受付室にいた
30人くらいずらっと並んでいた
全員がアフターピルを貰いに来たわけじゃなかろうが、なんとなく落ち着かない気分になった

診察は単純だった
副作用が大きくて安い薬(ヤッペ法というらしい)と副作用がなくて高い薬(ノンレポ法というらしい)が選べた
私はノンレポを選び、その場で薬を飲んだ
処方されたのはネットで調べた海外のジェネリック品で、通販などでも買えるものだった

副作用はまったくなかった
頭がすこしくらっとしたがその程度だ
おなかも痛くならず吐き気もせず、想像していたアフターピルの印象とは全く異なるものだった

少しお金はかかったが、安心できるようになったので、行ってよかった

今回身をもって「備えあれば憂いなし」を体験できたので、これからは低用量ピルを常飲するか、アフターピルを通販で買ってストックしておくことにする
私たちはいつもきちんと避妊をしていたが、今回は事故により失敗してしまった
でもそれはいつ誰がなってもおかしくない

今は医学の発展により、72時間以内に薬を飲めば98%避妊ができる
副作用もない

 望まない妊娠を防ぐためにアフターピルは重要な存在であると実感した今日であった

以上です